住職の日記

自分たちで作る、もう一つの国

自分たちで作る、もう一つの国

今朝こんなチラシが…。

まさに世知辛い世の中です。

特にここの文句。

…はっきり言って、これじゃあ電話の意味はないですね。

もしかしたら、固定電話は不要なのかもしれません。

だって出ないなら意味無いですし、実際にこうした詐欺の侵入口は固定電話からが

多いですから。

今SNSは危険と言われていますが、それと同等に

むしろそれ以上にこうした固定電話も危険と思います。

つまり、警察ではこうした犯罪を未然に防ぐことは不可能で

自分達の身は自分たちで守ろうということでしょう。

自分の電話番号も、信頼しあっている者同士交換しあって、交信しあう。

そんなことが残念ながらですが必要な時代かもしれません。

もちろん、それは電話番号だけではありません。

情報や食べ物をはじめ様々なモノやサービスもそうですね。

もう、国や企業側の情報よりも、自分の信頼している友人の情報のほうが

信頼できますよね。

…今日本で中国人の「爆買い」が有名ですが、日本製ならなんでもかんでも買うわけでなく

特定の商品を買われるそうです。

と言うのは、日本製品を購入した、中国人のブロガーから情報を取得しているそうで

そうしたユーザーの評価を元に購入してるそうです。

こうして、中国では、自分たちで情報を共有しあって、生活しているのですね。

日本ではまだまだ、メディアや国への信頼があるのか、そこまで危機感はないかもしれませんが

こうしたチラシが入るとなるといよいよ、自分の身は自分で守らなければいけない

そんな時代に来ているのだと思います。もちろん生活も。

つまり、小さい「国(コミュニティ)作り」ってことですね。

ただ、これは地域とか、国籍とかでガチガチに縛るのではなく

気の合ったもの同士で、寄り添う集団です。

そのような、限定を作ると、「○○しなければならない」という因習も組み込まれやすいので、

その良さが生まれにくいですしね。

Facebookに「いいね」と肯定しかないことが、Facebookの浸透につながったと言われます。

そうした者同士で、情報や物を共有しあって、自分たちで作っていく

その旗印に、灯明(仏の智慧の証)が必要となるのでしょう。

御仏は善悪分別しないので、偏見によって善悪自動仕分けされないので。

今、こうした様々な情報や物が行き交う、混沌とした時代に

何を旗印にするのか見誤れば、混沌とした濁流に飲み込まれていくそんな時代なのでしょう。

いずれにしても、オレオレ詐欺気をつけてくださいね。

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