住職の日記

ツクツクボウシが鳴き出しました。

公園の中はセミの大合唱です。

時折ツクツクボウシが鳴いています。

そういえば先日立秋を迎えたので、暦の上では既に秋です。

まだまだ、そんな秋を感じるには至りませんが

既に次の季節へと移り変わっています。

我々が住むこの世界、つまり「大いなる命」の正体は「方便」であります。

動きこそ、我々の真実なのです。

しかし、ただ動くだけでは、中々その命の輝きは得られません。

ですから「人」の為に「動く」、「働く」事が大切になるのです。

自分の行動で、誰かが喜んでくれれば、自分も嬉しいですし

自他共に満足が得ることができます。

…仏教ではこれを「自利利他円満」と言います。

自分の修行と、他に施す行いが成就してこそ、自分は悟りの境地に達することが

できるということです。

自分だけでなく、他人だけでなく、自他共に幸せになれる行いを見つける事が

最良の幸福と言えましょう。

そして、その姿は既に大いなる命へと冥合し、仏なのです。

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