住職の日記

みかんの果実が…

夏みかんの果実が大きくなってきました。

…仏教には「因・縁・果」と言う言葉があり、果は因と縁の和合で生じます。

この世に「縁」を持って無い人はいません。

何かしらの形で我々は何かと繋がっています。

ですから、心掛け、つまり「因」どのようなものにするかによって

結果は大きく変わっていきます。

言い換えれば誰でも仏になれる可能性は秘めているということですね。

その為には無い物を願うことよりも、今ご縁あるものに感謝することを

心掛けることが大切ですね。

その為には、自分は様々な縁によって成り立っているという謙虚な気持ちが大切ですよね。

…もうすぐお盆がやってきますが、このお盆なんかは、無始より脈々と伝わる命を

確認するにはもってこいの時期ですよね。

どれだけ遡っても我々の命は無からは生じていないのですから。

必ず何かの縁故によって生まれているのです。

それに感謝できなくて、どうやって果が生じましょう。

そんな感じでお盆は少し謙虚な気持ちにもなりますね。

…自然の木々を見てますと着々と実が付いています。

繁栄していく為には、こうした謙虚な心が必要なのかもしれませんね。

何れにしても、暑いのでご自愛ください。

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