住職の日記

綱渡りは…

綱渡りは…

つつじが満開です。

八重のつつじは花が豪華でです。

さて、私たちは漠然な不安を感じてしまうと、止まってしまいます。

やはり怖い物は怖いですからね、当然といえば当然です。

ですが、そんな時だからこそ前を向くことが大切です。

綱渡りをする際、下を向いてはいけないと言います。

下を見ると、恐怖を感じ体が動かなくなってしまうからです。

実際サーカスや曲芸のプロの方の綱渡りを見ると、一切下を見ていません。

どこを見ているかというと前を見ています。

前を見て、バランスを取り足を踏み出しています。

これは真理です。

「これから何か起きるかもしれない」「○○になったらどうしよう」と漠然とした不安にかられ停滞していけば

その予測している事以外の、何か不具合が生じます。

流れる水は清らかですね?

ですがその水も少しでも流れが停滞しすれば、汚く濁ってきます。

それと同じで心が濁れば、言動がおろそかになり、言わずともいい事が起こりにくくなります。

しかもこれは、誰かがこうしたのではなく、自らがそのようにしたのです。

ですので、漠然とした不安は行動することによって払しょくされます。

その行動は、何か特別な事をしたり、どっか特別なところにいかなくても、いいのです。

今自分がしなければならない事をしっかりと集中して行う事により、雲は晴れ清らかな心になるのです。

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