住職の日記

今日は町が穏やかになりました

今日は町が穏やかになりました

こんばんは。

今日は二十四節の穀雨です。

この雨はこれから育つ作物にとって重要な雨になります。

これから天気も安定し始め、種を撒くのに最適の季節でもあります。

さて、今日は旧暦3月21日であります。

言わずとも真言宗の宗祖であります、弘法大師空海様が御入定された日(御祥当)でごさいます。

そこで、今日は弘法様を参拝される方に、弘法様の生涯行った「布施の行」にちなみ、我々地蔵寺を初め檀信徒も参拝者の方々にお菓子のお接待をいたしました。

弘法様を慕い参拝される方々。

この愛知県地方では別名「お菓子の日」と知られる、参拝者への方へのお接待。

愛知県ではこの御祥当の日では、宗派を超えて、そして弘法様を祀る在家の方の家でもこうして、お接待が行われる風習があるのです。

こうした布施の行を行う事により、参拝者の方々も喜ばれるのですが、我々も不思議な事に幸福な気持ちになるのです。

見返りを求めず、人に施すことが、布施の行であります。

しかし、こうした事は実践して初めて、体感出来るのです。

人に施しをすることがこんなにも幸せな気持ちになるのかと、改めて実感いたしました。

本日参拝された方々、そしてお手伝いいただきました、檀信徒の皆さまありがとうございました。

本日、愛知の町は穏やかな雰囲気に包まれたに違いありません。

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