どんな時も普段通りに
受咲大山蓮華は面白い。
蕾のもあれば…
花が開いているのもあります。
全て同じ木から咲いてます。
本当色んな花がありますよね。
「頭の中に空いたスペースがないと集中できない。対局場に向かうために移動するとき、基本的になにも考えずに窓の外の風景を見たり、将棋に関係ない本を読む。」
<将棋棋士 羽生善治>
こちらは天才棋士の羽生さんのお言葉です。
試合でいい結果を残すためには平常心で臨むことが大切になります。
平常心になるためには、心に余裕がなければなりません。
ではどのように心に余裕を作るかというと。当たり前の事を、ただ黙々とこなすことなのです。
自分がやらなければならない事を、集中し行う事により、自分への執着、または過去や未来などへの執着が
離れることが出来るのです。
一瞬でも離れることにより、自分を客観視できるのです。
それはつまり、鳥の目線です。
羽生さんも、「「鳥瞰・俯瞰」は、大局的で感覚的な判断」と仰られてます。
この鳥の目線の様に全体をとらえるビジョンで自分を眺めていると、「なんて小さいことで怒っているんだと」「何てくだらないことにこだわっているんだ」と自分の視野の狭さに気付かされます。
何かを考えながら行動すると、その行動が覚束ないどころか思い込みが激しくなり、心が煮詰まってしまい心がどんどんどす黒くなっていきます。
そうなれば言わずとも、いいことは起きにくいです。
大事な事の前などは、心配になり先の事を考えてしまい「こうなったらどうなる」「あぁなったらどうなる」と視野がどんどん狭くなり、漠然とした不安が襲い、平常心を失います。
そうならない為にも、どんな時も当たり前の事を当たり前にすることが大切なのです。
その為には普段からしっかりと、行動しておかなければなりません。
その大事な時の前だけ行動しても何ともなりません。
そして、多分そんな事は出来ないと思います。
何の準備もしてこなかったので、不安で不安で仕方ありません。
平常心なんかは保てるはずがありません。
もし、できたとしても、それはただ放棄しただけで、結果はついてきません。
大事な時の前に普段通り当たり前の事を当たり前に出来るのは、普段からしている人だけです。
普段の行動だけが自分の支えになるのです。
その時だけ鳥の目線で見ても、ただ哀れな自分が映るだけです。
仏法は遥かにあらず。
普段も本番ですね。