住職の日記

最近ここらにいる野良犬。

気持ちよさそうにひなたぼっこをしてますが

近づくと吠えてきて、最近は群れになっていて非常に危険です。

そこで、市の人があちこちに捕獲用のカゴをおいたのですが

これがちっともかからないのです。

中にはドックフードを初めウインナーなど餌が用意されているのですが

ちっとも口をつけません。

ゴミをあさったり、畑に埋めてある生ごみを掘る起こしたりするのに

こんな立派な食べ物には食べない。

本能的な感でしょうか?

…我々人間は自らを檻に閉じ込めようとすることがしばしばあります。

「○○でなければならない」「○○が無いと不幸」などと言葉や情報によって

鉄格子を作りそこに、美味しい食料(幸福)があると思い込み

自ら罠にハマってしまうのです。

自由とは「自己に由る」であります。

他がそうであっても必ずしも自分がそれに当てはまるわけではありません。

様々な経験をして、自身の心に識を作り、自分の足元は自分で灯さなければ

なりません。

自由とは聞こえは良いですが、非常に厳しいことでも有るのですね。

餌に釣られず、生き続ける野良犬を見て思ったことはそんなことです。

しかし、本当に怖いです。

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