住職の日記

松はいつでも青い

最近紅葉していた葉が落ち出して、花も目につかなくなってきて

境内が寂しくなってきたなぁと思っていたのですが、老松は変わらず青々としてます。

普段華やかな花や紅葉に目が行きがちですが、古今そして季節問わず平等に青い

松は改めてありがたい存在だと気づきます。

「冬嶺孤松秀 とうれいこしょうをひいず」という禅語がありますが

冬の峰の上で、周りの草や木が枯れていくのに、松は独り青々と緑を誇っているという意味です。

花や紅葉のような華やかさは無く、あまり普段話題にのぼりませんが

こうした存在が我々を支えてくれているのでしょうね。

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