住職の日記

本当の甘味(幸せ)を感じるには…

本当の甘味(幸せ)を感じるには…

今年初のトウモロコシ。

甘くて美味しい!

ポイントはゆでるとき少量の塩を効かせる事です。

この塩が甘さを引き立たせるのです。

さて、我々はこの世に幸せになるために生まれてきました。

そして、我々はもうすでに今幸福であることも忘れてはなりません。

では、どのようにしたら幸福を感じ取れるかというと、自分への執着をなくし、ボーダーフリーにすることです。

「悪いことはいらない!いい事だけ欲しい!」このようなこだわりを持っていると、真の幸福にはたどり着くことが出来ません。

善だ、悪だと決めつけず、受け入れる事が大切になります。

「でも良い事だけの方がいいじゃん」となるかもしれませんが、それだと逆に幸せを感じにくくなるのです。

汁粉でもこのトウモロコシでも、まんじゅうでもジャムでも甘味を引き立たせるために塩を効かせます。

塩を効かせないと、甘すぎたり、素材の甘味がでなかったりします。

正に台無しになってしまいます。

したがって、砂糖や、素材の甘味の成分と同じくらい塩は重要なのです。

「いい事だけを!」と生きることは、「幸せにならなくてもいいです」と言っているようなもので

永遠に善だけ存在する世界を探すことで、寿命を使い果たすことになります。

それでは、勿体ないですよね?

ですから、自分への執着をなくし、善だ!悪だ!とこだわらずボーダーをはずす事で、自分に備わっている

本当の甘味(幸せ)が浮かび上がってきます。

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