住職の日記

旧暦三月二十一日は弘法大師の御祥当

旧暦三月二十一日は弘法大師の御祥当

こんばんは。

今日は天気がぐずついていましたが、お昼から雨が止み出しました。

さて、本日は旧暦三月二十一日で、弘法大師 空海様の御祥当でした。

この「御祥当」という言葉を聞いてピンと来ない方もおられるかも知れませんが、旧暦三月二十一日は弘法大師様が御入定された日であります。

その日を御祥当と言います。

そして、昔の大野谷(今の常滑市の大野町を中心とした町、大野庄)にある真言宗寺院四ヶ寺で一年づつ交代で弘法大師様の御影を順番にお迎えして理趣三昧法要を執り行います。

今年は当山が持ち番でしたので、当山の道場で今も高野山の奥の院で修行をされている弘法大師様のお徳に感謝し法要を執り行いました。

毎年この御影を拝見すると、本当に身が引き締まる思いです。

この御影の弘法様のお顔は厳しい顔つきの様でどこか慈悲に満ち溢れています。

導師を務めていて、四年前にお迎えした時よりも自分は成長しているんだろうか?

など色々な思いがこみ上げて来ました。

真言宗の僧侶の名に恥じぬよう、日々精進してまいりたいと思いました。

この法要では地蔵袈裟を纏い法要を執り行います。

弘法大師様の素晴らしい御影。

本当に身が引き締まります。

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