住職の日記

日本が発展した理由

こんばんは。

今日は風は少し冷たいですがいい天気になりました。

境内の寒緋桜のつぼみが今にも咲きそうです。

さて、今から約1500年前日本に仏教が正式に伝来してきたと言います。

日本には神道。

神様がいたので仏教つまり外国の宗教を受け入れるか議論されたのです。

結果仏教はとりいれられて今となっては仏教の教えが日本人に浸透し私たちの心の礎となっています。

音楽でも日本に米国からラップが来た時も「そんなもの日本語には合わないよ」と言われましたが今若者を大変引きつけている音楽のジャンルの一つです。

私もやっていますが今世間を騒がしているソーシャルネットワークの「face book」。

日本人は隠す文化だから日本には合わないと言われていましたが、私の知り合いもほとんど楽しく使っています。

日本は外国の文化の影響を受けやすいと言われています。

しかし、仏教伝来の際も、音楽も、ソーシャルネットワークも様々な文化を上手く取り入れることにより今の発展した日本があるのではないのでしょうか?

日本は日本ができた時から進化し続けています、そしてこれからもそれは進化し続けていくでしょう。

常に外国の文化を取り入れ日本流に改良し日本に受けいれられる。

私が思うに世界の文化の結晶が日本なのだと思う。

密教も元はヒンズー教の神様がいたりバラモン教の儀礼を取り入れたり様々なものを仏教に取り入れたものです。

簡単に言うと密教はテレビや電話、インターネット、音楽などを含んだスマートフォンやパソコンのような物です。
それだけ人の魅了する力が密教にはあるのですね。

新しい文化を取り入れるかどうかは自由です。

しかし、何も触らないでその文化を嫌うのであればそれはもったいない気がします。

日本も密教も様々な文化を取り入れて発展しています。

せっかくこの世に生まれたからには様々な事を知ってこの世を去りたいと思います。

「知る」事は人間の最大の財産だと思います。

ただしかし、元からある文化を壊さず新しい物を取り入れたいですね。

新しいものが受けたから今までの物がなくなるのではないのです。

古いものも生きそして新しいものも生きれる。

古い文化を守るために新しいものを取り入れることが何よりも大切です。

新しいものが古い文化を壊してしまっては何もなりません。

そこは慎重にするべきだと思います。

さてこれからどんな文化と出会えるか楽しみです。

人生勉強ですね。

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先日の縁日で花屋さんが出てました。

春ですねぇ。

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