住職の日記

手を精一杯のばし、根を精一杯張り巡らし

手を精一杯のばし、根を精一杯張り巡らし

いよいよ石楠花の蕾が開きだしました。

もうすぐ五月です。

もう夏ですね。

さて、「足るを知る」という言葉がありますが、私たちは今の現状にある物に感謝をして

幸福を感じ取ると言う事を覚えなければなりません。

そうでなければ、何を得ても、どこへ行っても幸福はいつも遠い場所で、幸せになりません。

何かを得ても、「もっともっと欲しい!」と益々満たされなくなり、そうしている内に生涯を遂げてしまいます。

私たちは幸せになる為に生れてきたのに、勿体ないですよね?

例えば花木は身の回りにある、水や太陽の光、二酸化炭素を利用し成長していきます。

もし花木が自発的にそう言った物を得ようとしなければ、どんないい肥料を与えても、水を与えても、花が咲かないどころか、枯れてしまいます。

ですから、我々人間も今自分の手を精一杯のばし、根を精一杯張り巡らし、幸福を感じ取りましょう。

それらを利用し、オリジナルの大きな花を咲かせましょう。

我々に与えられた環境は一人として同じ人はいません。

ですから、この「知足」を覚える事により、まだ見ぬ花がどんどん咲く事でしょう。

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