住職の日記

分け隔てしていると

分け隔てしていると

おはようございます。

今日は少し暖かくなるそうですよ。

二十二度くらいになるらしいです。

さて、あれは悪く、これは善いと勝手に決めつけていないでしょうか?

もしそうなら、大きな損をしているかもしれません。

何故なら真理に沿った生き方では無いからです。

私たちは合掌をします。

右手が清浄の手(善)、左手が不浄の手、(悪)を合わせます。

仏様の前では、善も悪も分け隔てありません。

全て平等です。

そして、手(善悪)を合わせた姿が世の姿であり、我々の姿でもあります。

では、何故私たちは、好き嫌いが生まれるのか?

それは、つまらない自尊心が働くからです。

善か悪かレッテルを貼り、これは悪、これは善いと自分の都合に合わせて決めつけているだけです。

全ての物に善悪備わっているのに、そのどちらかに決めつけるのは、意味がありません。

そして、挙げ句の果てにその悪と決めつけた物を、正そうとするのであれば、恐ろしい事です。

ですから、仏様の様に善悪分け隔てしないで物事を見る事が、幸せな生き方となります。

一度自分の常識と言う物を疑ってみましょう。

もしかしたら、その常識が原因で苦しみが生まれているのかもしれません。

ドングリが落ちていました。

秋ですねぇ。

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