住職の日記

受け止めるしかない

受け止めるしかない

こんにちは。

朝から、ショボショボ雨が降ってきました。

すぐ止みましたが。

落葉といい、このすぐ止む小雨といい、秋はどこか寂しい雰囲気が漂います。

あの青々していた境内が、褐色を帯び寂しくなって行く様は、人の生涯をどこか物語っています。

いつかは、散って行くんだなぁと思うと、切なくなります。

さて、生老病死これらの苦しみは我々人間が逃れらない事実です。

ですから、逆らったってどうにもなりません。

怒ってどうなる事なら、怒るべきですが、解決にはなりません。

その気持は人間としての心情ですが。

台風や地震などの大自然の現象の前に我々人間がどうにも出来ない様に、これからの事実からは逃れられないのです。

仕方ないから、受け入れるしかありません。

我々の運命です。

辛いですが、他に方法はありません。

あるなら、教えて欲しいですが。

後は、感謝の心です、謙虚さです。

これらが、あればその状況その状況で幸せを発見し、感じられます。

傲慢な人はずっと何でこの俺が!何でだ!と周りにずっと当たり散らしているでしょう。

どんなに社会的地位があっても、財産があっても、この諸行無常の事実からは逃れられないのです。

だから、謙虚な心を持っていると、いつでも幸せになれます。

仏の世界が、この世にあるならば、当然それと同等の苦しみもあるわけです。

この世が楽園パラダイスと言うわけでは、ありません。

ですから、謙虚さを身に付け、どんな苦境でも、意地でも幸せになる努力をしましょう。

意地でもです。

百日紅の葉が紅葉して来ました。

急激に涼しくなってきたので、紅葉しだしました。

葉が落ちて寂しくなって来ましたが、こうした紅葉を楽しみたいと思います。

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