住職の日記

人は道を求めている

人は道を求めている

今日は「大寒」です。

にもかかわらず、四季桜はいつものように、ひっそり咲いてます。

可憐な姿ですが、強い信念を感じます。

今皆さんもご利用になっていると思いますが、FACEBOOKを初め様々なソーシャルネットサービス(SNS)。

殆ど無料で使用することが出来ます。

昔は(と言ってもちょっと前まで)何かサービスを利用する際には、月額いくらなどお金がかかったものです。

またそれらが世の中の常識でもあった気がします。

ですが今はゲームでも音楽でも動画でも無料で利用できます。

物やサービスを売ることよりも、楽しんでもらう事を目的としています。

文明の発展やインターネットの登場によって、昔ほど物にサービスにそこまでの価値を感じなくなったのです

ですから、物ではなく、サービスでなく、どれだけ楽しませてくれるか?という事が重要になっています。

ですが、これは真理に立ち返ったのだと思います。

仏道という言葉の通り、その道が重要なのです。

楽しませる、感動させる、贅沢な気分をさせる、どこでも行けそうな気分にしてくれる。

など体験(過程)を求めるようになるのです。

例えばティッシュ。

何故ティッシュが必要ですか?

口が汚れたり、机がちょっと汚れた時に必要ですね?

ティッシュという物自体を欲しがっている人はいません。

我々はティッシュでできる体験を欲しがっているのです。

密教の出現や、文明の発展、インターネットの浸透により、「道」を目的とするようになったのです。

ですから、物やサービスを目的とするとつまらない人生になるという事です。

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