住職の日記

それぞれ良さがあります

それぞれ良さがあります

こんにちは。

今日もいい天気です。

朝夕大分寒くなって来ました。

どうか、体調崩さないように。

さて、境内にツワブキがひっそり咲いてました。

名の由来は、葉がフキに似ていて、ツヤがある事から、ツヤブキと呼ばれ、それがツワブキになったそうです。

可憐な花で、癒されます。

また、黄色いというところも、いいです。

花木を見ていると、本当に様々な種類があります。

季節も花の形、大きさが違えども、どれもそれぞれ良さがあり、人を楽しませています。

また、どんなに今年は異常気象だなんだと言っても、ちゃんと暦通りに、咲きます。

我々人間は、他人と比べて自分は不幸だと思い込み、挙げ句の果てに自分に与えられた事を放棄したりします。

それでは、世の中つまらなくなります。

例えば、このツワブキがソメイヨシノの華やかさがいいなぁと言って

今日からツワブキやめて、ソメイヨシノになる!と言ったら、どうでしょう?

この時期は葉が落ちていき、大変寂しくなります。

そんな時期に、このツワブキの黄色い可憐な花が人を喜ばしているのです。

ツワブキがなくなったら、悲しむ人は、たくさんおられることでしょう。

誰もが生きているだけで、誰かのお役に立てているのです。

礼節を守り自分らしくいれば、それでいいのです。

他人と比べ、僻んだりする事は自他ともに不幸になります。

花木の様に、もくもくと自分に与えられた道を磨けばいいのです。

すぐには実感しないかもしれませんが、磨けば磨いただけ、輝きは増すものです。

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