時代は変わったんだなぁ
裏庭の紅梅の蕾が大きくなってきました。
まだちょっと先ですが、楽しみです。
さて、先日あるスーパーに買い物に行き、昔よく遊んだゲームセンターやおもちゃ売り場があった
二階の売り場に久しぶりに行ってみると、何か改めてみると大きく変わったなぁと実感しました。
ゲームセンターは平日の昼間と言う事もありますが、見事に閑古鳥が鳴いていて
婦人服売り場や、他の売り場も殆ど人を見かけませんでした。
くどいようですが、平日の昼間と言う事もあるのでしょうがね。
ただ、平日って週に五日もあるわけで、それがこんなけ空いていたら、どうなっちゃうんだろう?
と余計なおせっかいですが、少し思いました。
でも、そんな中、人が大勢いる売り場が一画だけありました。
「百円均一」です。
そこの売り場だけは、人が大勢いました。
「安いからね。」「100円だからね。」と言う事がパッと思い浮かぶでしょうが、本当にそれだけなんでしょうか?
だって、他の婦人服売り場なんて、もう正月でもないのに「50%ダウン」の値札が掲げられているんですよ?
これ、普通に考えたらすごい事だと思うんですけどね、定価の半額ですからね。
それなのに、人が一人もいないって、何かすごいと思いませんか?
では、何で百均には人が沢山いるのかと言うと、私感ですが、おそらく百均に訪れている人は
目的の品があってそこにいるのではなく、「百均でも行くか」という具合でお店に訪れているのだと思います。
つまりその場に行く事が目的なのです。
そこで、「何かないかなぁ」と探していて、何かぶらぶら歩いて見ていると、「あっこれいいかも」と
かごに入れ、買っていくのでしょう。
当然滞在時間はとても長いです。
ですが、かなりの人が、かごの中に色々入ってました。
全て百円ですが、平均すると一人7,8百円くらい使っているんじゃないでしょうか?
物を売る事を第一ではなく、その場に来てもらう事を第一に考えていると
こうした時代でも栄えて行くのでしょう。
昔は物に価値がありましたが、今は物は行き渡り、贅沢な時代かもしれませんが
物だけでは幸せを感じにくくなったのでしょう。
時代は「変わった」と改めて実感いたしました。
「無常」の風は音もなく吹き荒れるのです。
平日の午後、誰もいない明るく騒がしいゲームセンターが印象的でした。