意外はワクワクする
エゴノキの花が咲き出しました。
このエゴノキは果実を口にすると下を刺激して「エゴイ」ということから来ているそうです。
こんな可憐な花からは想像できない意外な由来です。
さて、こうした意外性というのはとても人を惹き付ける要因になりえますよね。
意外ということはある意味新しい世界を知るという事であり、新しい何かを発見した時
人は非常にワクワクドキドキ、エキサイティングするそうです。
だから新商品というものが人を引き付けるのは、どういう出会いがあるんだろう?
どういう味なんだろう?と新しい出会いで豊かになりたいのです。
しかし、新しい何かを創造しようと思うと、まったくのゼロから創造することは無理でしょう。
特に、これだけのものが出揃った時代に、全くの新商品というものは中々考えにくいですよね。
そこで、真言宗の不二の発想をもって、2つ以上を掛けあわせる事が大切になるのです。
不二とはもともと、我々の存在は一つであり、認識によって別々に存在しているだけで
その存在を矛盾のままに引き合わせるという事です。
和合とは、すべてを一緒にしてごちゃまぜにすることではなくそれぞれの個性を活かして
引き合わせる事であります。
例えば今で言うと、「スマホ」なんてそうですよね?
電話、ネット、メール、カメラ、音楽、、、、、、などなどそれぞれの機能はそのままに
小さい端末にそれらが収まったのです。
それが魅力が無いわけが無いですよね?
全くの関係の無いところからフッと湧いたわけでは無いのです。
今までの存在していた存在をそれぞれの共通点を探し、和合した結果
こうした素晴らしい物が生まれたのです。
意外と思えるような掛け合わせと言うと、私の中では柿ピー×チョコレートですかね。
これは中々受け入れなかったのですが、食べてみて「?」「美味しい!」となってからは
病みつきですね。意外性にやられました。
そして今日紹介したこのエゴノキも、「エグみ」から来ていると聞いて、
可憐な花×エグみ(刺)という掛けあわせが非常に魅力に思いました。
人は意外に出会った時に、楽しくなるものです。
不二の発想で今まであるものをうまく掛けあわせて、新しい物をクリエイトしましょう。