住職の日記

香川の旅 その3 満濃池

香川の旅 その3 満濃池

私たちは善通寺を後にして、満濃池に向かいました。

池というよりは湖です。

これが人の手で作られたのですから、凄いですね。

満濃池は讃岐の国守道守朝臣が築いたと言われています。

しかし、弘仁(818年)に決壊し、その後復旧を試みましたが、改修がならず、弘法大師空海が築池別当として派遣され、わずか三ヶ月足らずで、この大池を完成させたと言われています。

弘法大師が護摩を焚いて工事の無事を祈ったと伝わる護摩壇岩です。

木がいい感じです。

行く時期によっては、渡れるという事です。

「世の中の困っている人を救う」

そうしたいなら、知恵と行動力が必要です。

いくら、気持ちがあるんだ!と言っても、気持ちがあるだけでは、当然なんの役にも立たないでしょう。

だから、人を救うという事は、相当な覚悟と知恵が必要なんだとこの池を目の当たりにして思いました。

だから人間勉強するんだなぁ…。

この池を見て、弘法大師空海のスケールの大きさに、自分がいかに小さいかそして、まだまだ全然足りていないんだなぁと感じました。

さて、この香川の旅を振り返り、行きは何と言っても台風に見舞われて、自然の猛威にさらされましたが、何とか予定していた神社仏閣が参拝出来ました。

四国は自然豊かだ。いいところだ。と我々の様な観光の人間は言うかもしれませんが、これだけの山や海と人間が共存して行く事は、それなりの覚悟はいるなと思いました。

ですが、そんな引き締まる空気が、人が惹かれる要因になっているんだなと思います。

もちろん、美味しいものも温泉も良かったですよ。

また機会があれば、行きたいなと思います。

今回ご一緒させていただいた、御寺院様、そして幹事様ありがとうございました。

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