住職の日記

道のりを楽しむ

道のりを楽しむ

こんばんは。

急に涼しくなりました。

この間までの、暑さは何だったのだろう…。

どうか体調崩さない様にしてください。

さて、みなさんもご存知の観音さん、お地蔵さんは厳密に言うと仏さんではなく、菩薩という方々です。

菩薩は悟りをあえて開かず、我々により近くに寄り添ってくださるありがたい方々です。

人を仏道に導くにあたり、悟りを開いた仏さんだけだと、あまりの尊さに、その道をチャレンジする時点で、俺やめるわー。ってなってしまいます。

その為に、我々の悩みを聞いてくださり、一緒に悟りまでの道を共に歩んでくださる、菩薩が存在するのです。

また、菩薩さんはある誓いをたてているのです。

それは、すべての人間が、仏になるまで悟りは開かないと誓いをたてているのです。

一人残さずです。

そんな事無理ですよ、やめましょう。

こんな事いっても菩薩さんは、その行いは辞めないでしょう。

菩薩さんは、堅い誓いを立てて、本当にすべての人々を仏の世界に連れて行くつもりです。

善行を続けていく覚悟が悟りへのスタートラインです。

ですが、時に自分ではいいと思っていたことでも、人に良く取られない場合もあります。

時には嫌味の一つも、浴びせされます。

そんな時、我々は何でだよ、もうやめよっかなーってなってしまいますよね?

その状態はまだまだなんですね。

誰に何と言われようとも、続ける。

続ける事を続ける。

この状態で、ようやくスタートラインです。

何でもそうですが、一度誓いを立てたなら、その目的をすぐに得ようとせず、それまでの道のりを目的にしないと、道は開かないでしょう。

誰もが仏になれるのですが、それまでの道のりは果てしない。

ですが、行動しなければ、仏道に限らず、道は開けないのです。

取り敢えず、目的が目標ではなく、それまでの過程を続ける事が目標にせねば。

道のりを楽しむということか。

また、その道のりをご一緒いただくのが、菩薩様です。

かりんがなっています。

これから、本格的に秋ですね。

楽しみましょう。

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