住職の日記

迷いの霧を振り払え

迷いの霧を振り払え

近所の方から冬瓜を頂きました。

夏場冷たい物を多く摂取していたので、体の芯から温まります。

生姜を入れるとさらに効果的です。

「道がどんどん狭くなっていくのが すごく耐えられない」

<将棋棋士 羽生善治>

我々は先入観や常識にとらわれ、「不幸である」「できない」と自ら道を閉ざしてしまう事があります。

ですが、その固定観念や常識というものは既得権益を守りたい人たちの、一つの意見に過ぎません。

少し前までは映画監督になる為には、○○先生の下で下積みして、長い時間をかけてなるものでした。

しかし、今はテクノロジーの発展により「なる気」があれば、すぐにでも映画監督になれるし

「撮る気」があればすぐにでも映画は撮れる時代です。

しかも、インターネットが普及して自分の撮った映画を多くの方に、ほぼ無料で届ける事が出来るのです。

我々はすごい時代を生きているのです。

それは、弘法大師空海様が「今生で仏になれる」と即身成仏を提唱した時と同じくらいのインパクトはあるんじゃないでしょうか?

弘法様の居られた時代は、奈良仏教会では、膨大な時間を割いても凡夫には成仏は出来ないという、論調だったのです。

しかし、密教を日本に持ち帰り、そういった常識や固定観念などの雲に覆われ、苦しんでいた民衆に仏の光を当てたのです。

三妄にとらわれず、一心に努力をし続ける事が大切であり、その姿こそが即身成仏なのです。

「どうせできない」「やっても意味ない」とは何も行動せず、努力もしてない人が言う言葉です。

「日本人で、しかも173㎝ではNBA選手になれない」と言われつづけても、努力を続け見事NBAのコートに立った選手がいるように、

「バスケでは身長が低い方が不利だ」という常識の下、スモールライナップで、全国優勝を何度もし、超名門校になったチームがあるように

常識や固定観念による三妄(まよい)の霧を振り払って、努力を続けると、光を浴びる事が出来るのです。

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