住職の日記

近すぎても離れすぎても

近すぎても離れすぎても

これなんだと思います。

少しカメラを引きますと…

答えはミカンです。

カメラを近づけすぎたら、「ミカン」と認識できません。

また、その逆に離れずぎても、小さくなりすぎて同じく「ミカン」と認識できません。

不即不離というい言葉ありますように、物事を正しく認識するには「ちょうどいい距離」というものがあります。

仏教を開かれました、お釈迦様も苦行を6年して、苦行をしても悟りを開けないと気付き

その後、苦行やその反対の快楽主義のどちらにもとらわれることない、中道の精神で悟りを開かれました。

幸福は一言で言いますと、「いい距離感」でもあります。

ただこの距離感は人それぞれですので、後は自分で掴むしかないとも思えます。

誰かにメジャーで図ってもらって、真ん中に線を引っ張ってもらっても、それが自分にフィットすればいいですが

中々そうはなりませんよね。

その距離感をつかむために、我々は修行をするのです。

近すぎず離れすぎず、怠けすぎず、頑張りすぎず、自分に合った距離を掴みましょう。

いちばん上に戻る