住職の日記

赤色赤光

赤色赤光

夕焼け雲。

雲が赤く染まって綺麗です。

何か夕暮れを迎えるとヒヤッと寒くなりますね。

どうか、体調管理大切にしてください。

さて、阿弥陀経というお経の中に「青色青光(しょうしきしょうこう)黄色黄光(おうしきおうこう)

赤色赤光(しゃくしきしゃっこう)白色白光(びゃくしきびゃっこう)」とあります。

仏様の住む世界(浄土)には様々な色の蓮が咲いていて、青色の蓮の花からは青い光が放たれ

赤色の蓮の花は赤い光を放ち、それぞれの蓮の花からそれぞれの色の美しい光が放たれているのです。

ここで言う「花の色」と言うのは我々人間の持っている個性であり、我々は「そのままの」

「ありのままに」光を放てば良いということであります。

蓮の色(個性)が違い、放つ光の色が違うだけなので、その違いで

他を羨んで自分を卑下する必要もないなく

そして、反対に他を否定したり、見下したりすることは全く必要ないのです。

その違いがあるだけで、そこには優劣も、善悪も無いのです。

「それは仏様の世界だからでしょ?現実は違う」と思いでしょうが

我々が自身の意識の中で分断しているだけで。実は我々が住むこの世界もも仏の世界の一部なのです。

従って、我々の凝り固まった意識を取り外してあげればいいのです。

SIMロックフリーをしましょう。

そうすると、目の前に青や赤や黄色や白や桃や…もう数え切れないほどの眩い光が

放たれていることでしょう。

ロックフリーをすることによって、「これは違う」「自分のすべきことではないと」していた

事も、素直に受け入れられることが出来るのです。

環境は人それぞれ違うのだから、それらを素直に享受することで

それぞれが違う、尊い光を放つことが出来るのです。

時代は携帯も人もロックフリーです。

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