住職の日記

誰かがやらなければ…

誰かがやらなければ…

本日、地元の大草の奉賛会の方々と夏の盆踊り大会に向けて、打ち合わせを行いました。

こうした奉賛会は行事を執り行い、その行事を通じて地域の方々と交流を深め時間を共有するための架け橋となっています。

はっきり言って、大変なお仕事です。

しかし、こうして誰かが架け橋とならなければ、道は開けません。

「糧」という言葉がありますが、我々の命は何かを糧にして成り立っているのですが

こうして、大変な仕事を買って出て、自らが誰かの「糧」になることは、これほど尊い行いはありません。

日本は時代が進むにつれ全国津々浦々道や水道、電気、ネットなどのインフラは整って行きましたが

心のインフラはそれに反比例して滅んでいるに思います。

こうして、「誰もが」楽しめる行事を執り行い、心のインフラを整備することによって

物質的、そして精神的にも充実して、「真の豊かな国」になるのではないでしょうか?

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、何気なく行われているお寺などの行事は

そうした尊い意味があるのです。

こうして、身を粉にして、人に施す姿に思わず手を合わせてしまいそうでした。

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