住職の日記

親切の受け取り方

こんばんは。

今日は冷え込むそうです。

暖かくして寝てください。

さて、地蔵寺は知多四国霊場の第七十番札所でもあります。

お遍路をやったことのある方はわかると思いますが、お遍路さんに何か食べ物や飲み物などを施すことを「お接待」と言います。

当山でも納経所で少しばかりの気持ちとして飴を接待させていただいているのですが、お参りの方々に大変喜んでいただけます。

飴玉一つでもとても喜んでいただけるのでお接待する側としてはとても嬉しく思います。

このお接待で不思議なのは施しを受けているのはお接待を受ける側だけでなく、お接待する側も施しを受けているのです。

飴玉一つでも「喜んでもらえた」と心の施しを受けているのです。

ここで重要なのは施しを受けている側の対応の仕方なのです。

「飴なんかいらない」と言われてしまうと施しをする側としては非常に残念に思います。

もちろん施しは見返りを求めてはいけないのですが、正直なところ喜んでもらいたいというのが心情です。

みなさんも人から受けた親切が時に迷惑とも感じる時もあると思います。

しかし、ここで冷たく対応してしまっては親切をした人が大変残念に思ってしまいます。

時に人の親切があなたにとって迷惑になる時もあると思いますが、親切を受ける際には上手に受けましょう。

人の親切を上手に受けれる人は他人にも親切にできると思います。

この飴玉ひとつのお接待でもこれだけの心のやり取りがあるのですね。

昔からある黄金糖が以外と人気です。

定番の物はぶれていないからいいですね。

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