住職の日記

行楽シーズンは自然に(真理)に触れましょう

行楽シーズンは自然に(真理)に触れましょう

「ホーホケキョ」

ここ数日ウグイスがよく鳴きます。

裏の畑に行ったらミカンの花が咲いてました。

いい香りがします。

また美味しい甘夏なって欲しいです。

さて、今新緑が美しく、その新緑をくぐりぬけて吹く「薫風」も爽やかで、本当に気持ちが落ち着きます。

森林浴にはもってこいの時期です。

森林浴には、自然のの美しさ、自然の香り、枝葉のさわめきの音等で「癒される効果」があり、そして、自然に囲まれると日常の生活が忘れられる「転地効果」あるそうです。

流れる水が留まると濁るように、我々人間も同じ場所に留まると心は濁りやすくなります。

したがって、心が濁れば自分を含め物事を正しく見つめる事が出来なくなってきます。

ですから、移動をし環境を変え、さらに自然と触れ合う事により心が癒され、穏やかになります。

そうすることにより、物事を適正な位置で捉える事が出来ます。

物事は近すぎても、遠すぎても正しくとらえる事が出来ません。

「不即不離」の言葉の通り、幸せとはいい距離感でもあります。

今自分に与えられた幸せは何なのか?

自分が何をすべきなのか?

そして、自然の中に自分を置く事により、自分を過大に評価していた、傲慢だった等と自分への慢心に気付かされ、心の垢が落ちて、忘れかけていた大切なものが浮かびあがってきます。

よくセミナーや研修で人里離れた場所で行うことがありますが、ある意味真理に沿っていますね。

「巡礼」という言葉が昔からあるように、移動し、自然(真理)に触れる事が大切ですね。

人間忘れやすい生き物ですから。

行楽シーズンは自然(真理)に触れましょう。

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