住職の日記

自然と感謝の気持ちが

自然と感謝の気持ちが

大城冠の蕾が大きくなりました。

開花はまだ先ですが、楽しみであります。

今日は天気も良く、道行く人もどこか顔が綻んでいます。

この冬から春に移り変わる時期は、町全体が穏やかになります。

寒い冬があったから、こうした幸福な時を得られる。

日本に住む我々は四季と密接に生活しています。

つらい夏、冬があるからこそ、春や秋のありがたさがわかるのです。

夏も冬もなければ、春も秋も幸せになることはないでしょう。

つらい事や困難な事というものはあえて、得たいという人はいないと思います。

ですが、そうした苦しみがあるからこそ、幸福を感じるのも事実です。

スイカに塩を振ると、甘味が引き立つように、少々の苦というものは、幸せを浮き上がらせてくれるのです。

ですから、日本に身を置く我々は自然と感謝する心を養う事が出来ます。

日本は正に修行道場ですね。

いちばん上に戻る