住職の日記

結局心次第で…

結局心次第で…

タケノコの五目ごはんです。

季節の物を味わう、最高です。

さて、楽しんでいると時間が過ぎていくのが早く感じていきますよね?

逆に嫌だな嫌だなと思っていると時間は長く感じてしまいます。

仏教語に「壺中日月長」という言葉があります。

壺のように小さな世界でも、平和に日が送れるという意味です。

心が楽しむ事が出来たら、例え狭い壺の中でも広々と快適に感じ、時の流れを気にせず、いつまでも幸せに暮らすことが出来るのです。

逆にこれ嫌だな、あれ嫌だなと何でも嫌々やっていたら、時間は長く感じ、たとえ広々とした空間でも息苦しくなります。

結局何与えられても、どこ行っても、同じ時間を与えられていても、心が穏やかでなければ幸福にはならないという事ですね。

では、広い空間を捨て、狭いツボの中に入ればいいのか?という事ではありません。

こだわりをなくし、先入観をなくせば、どこに行かなくても今この場が広大無辺の世界になるのです。

嫌々やっていた事も、息苦しい空間も先入観が心を曇らせているのです。

よく坪庭ってありますよね?

狭い空間の中にも、お庭が少しあるだけで、心がほっとします。

庭は大きくて立派でなければだめだ!というのは幻想です。

○○しなければだめだ!という決めつけがある人は、仮に広い庭を与えられても、「広くて維持が大変だ!」と、

不平不満言って、幸福にはなっていません。

まず、こうでなければならないという窮屈な考えにとらわれない、広い心を習得することが大切ですね。

いちばん上に戻る