住職の日記

稲沢市の「せんき薬師」へ行ってまいりました

稲沢市の「せんき薬師」へ行ってまいりました

こんばんは。

今日は暖かい日でしたね。

本日は用事がございまして、稲沢市のせんき薬師様に行ってまいりました。

用事と申しますのは、実はせんき薬師様とは同じ宗派でございまして

来年度より、私が教区の役を引き継ぐ事になりましたので、その役の仕事の引き継ぎをして頂く為に

お邪魔させて頂きました。

山門の様子。

境内には、美しい五色の祈願のぼりが並び、祈願寺らしくとても賑やかでした。

本尊様の「せんき薬師様」の由来は公式サイトによると

約500年くらい前に、このあたりに長い間「せんき(下腹部もしくは筋肉の筋や腫れ物)」の病に苦しむ村人がおられ

ある時、全国を回っている修行僧がこの村に来た際に、その村人の病気が良くなるようにと、

僧の持っていた念持仏(修行僧が常に携帯する小さな仏像)を祀り、病気平癒を祈願をし

村人の病を治して、以来「せんき薬師」と呼ばれる様になったそうです。

せんき病にご利益のある薬師様は日本にここだけで、全国から信奉を集めます。

今回、特別に許可を得て、本堂内を撮影させて頂きました。

とても厳かな雰囲気で、身が引き締まります。

本尊のせんき薬師様は秘仏でありまして、毎年旧暦の10月20日に開帳されるそうです。

本堂内に案内していただくと、まずふわっと香の良い匂いが立ち込めてきました。

それもそのはずで、こちらのお寺様では毎日病気平癒や癌封じなどの祈願をされて

信者様と共に日々お薬師様に祈りを捧げていらっしゃるのです。

香の匂いは、香を焚けば漂います。

しかし、この堂内から感じた匂いはそれとは違い、やはり日々祈りを重ねていくうちに

堂内に染み付いていくのです。

その言わば残り香から日々どれだけの人が祈りを捧げているのか、伺うことが出来ます。

そして、天井にも沢山の提灯が奉納されていたり、壁にはお守りなどが掛けられて奉納されていて

信者様のその信仰の篤さが伺えます。

また、ご住職をはじめご寺族の方々もとても優しく、お薬師様同様に

信者様たちの拠り所となっているのでしょう。

ぜひ、稲沢へお越しの際には、五百年以上も人々の病を癒してきたお薬師様を参拝してくださいね。

また、年中行事も沢山あるそうなので、せんき薬師公式サイト(http://www.senki894.com/)

チェックしてくださいね。

ご住職今日は引き継ぎを丁寧にしていただきまして誠にありがとうございました。

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