住職の日記

私生活は道場そのもの

私生活は道場そのもの

おはようございます。

今日は、雨が降るそうです。

これからは、一雨事に寒く冷えて行きますね。

これから急激に冷えていくので境内の、木々の紅葉も楽しみであります。

だんだん、境内のハマボウの葉が紅葉してきました。

黄色い紅葉が素敵です。

さて、「仕事をしている私たちなんかは修行なんてできないですよねー?」と言われる方がたまにおりますが、そんな事はありません。

普段、寝て、起きて、食事を取り、トイレで用を足し、仕事をし、帰って、風呂入り、寝る。

と、かなり大雑把ですが、一日の流れはこんな感じだと思いますが、これも立派な修行であります。

「え?座禅とかしてないんですけど、いいんですか?」と言われそうですが、大丈夫です。

当たり前の事を当たり前にする事は、立派な仏教修行です。

よく、修行は山奥にこもり、崖を登りと、修行道場は何処か遠くに存在していると思われているかもしれませんが、そうではありません。

普段の私生活がすでに道場なのです。

私達はこの世で仏さんの様になる事が、最大の目標であります。

その為には、とんでもない苦行をするのではなく、普段の生活の言動を穏やかにする事が、必要になります。

ですから、普段が修行道場なのです。

すでに本番ということです。

ですが、やっぱ一人だと中々できない。と思われるかもしれませんが、家には仏壇があります。

仏さんが、ちゃんと見ててくださるではありませんか。

ですから、みなさんは安心して、修行に打ち込んでください。

家内安全だろうと、交通安全だろうと、お札やお守りを頂いても、そのままでは、効果はありません。

お札やお守りは仏さんの分身です。

その、仏さんの前で、言動を穏やかにして、当たり前のこと当たり前にするのです。

そうすれば、家庭円満になり、交通安全も成就します。

「仏法は遥かにあらず」

すでに、本番であり、今いる場所が道場です。

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