住職の日記

神様と仏様

「何で神社とお寺が一緒に並んでいるのですか?」
参拝者の方によく聞かれます。
当山は隣に神社があるのですが昔は神仏集合といって神社もお寺も一緒だったのです。
お寺はその土地の神様に守ってもらい、神社の神様はお坊さんにお経を読んでもらい心のストレスを
癒してもらっていました。
神様と仏様は互いに支えあっていたのです。しかし明治時代の神仏分離により神社とお寺の関係は途絶えてしまいました。神社は神社、お寺はお寺という考え方になりました。
そして神仏分離は今の時代にも私たちに様々な影響を及ぼしていると思います。
自分は自分、他人は他人。今の時代を表しているような気がします。
もう少し昔の神仏集合時代のように協力しあい思いやりある社会にしましょう。

昔の神社とお寺のようにお互いを尊重して思いありのある社会にしましょう。

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