本日は東海市の太田の弥勒寺様にて知多四国霊場主催の
弘法大師誕生会の法要が執り行われました。
こうして悠久の時が経ても、老若男女の檀信徒に
慕われ、その誕生を今祝われる事は改めて
すごい事だなぁと感じました。
人は二度死ぬと言い、一度目は肉体が滅びた時
そして、二度目は人から忘れ去られた時です。
我々は「生」「死」と二分して考えがちですが
仏教の価値観ではそうした相反する価値観に
偏ることを良しとしません。
仏教では生死一如と申しますように
生と死は一緒つまり、二分した生と死はないと言うことです。
こうして御入定されてから1200年以上も経っているのに
このように慕われ、それぞれが想いを寄せあう姿を見て
永遠の命はこう言うことを言うのだなぁと
弘法様が確かに今も生きていると言うことを実感した次第であります。