住職の日記

目でも味わう 松重ねの羊羹

目でも味わう 松重ねの羊羹

この菓子は「松重ね」といい松の葉と幹を表したもので、本当に正月らしく縁起のいいものです。

また、着物の色のあわせの名前をとった雅なお菓子でもあります。

この一切れのお菓子から、季節や優雅さを味わえます。

舌だけでなく目でも味わうです。

味わうとは感じ取るということです。

今の季節、仏さんの教えを味わうにはもってこいの時期です。

この体を痺れさせるような、冷気は正に法味です。

実は仏さんの教えは書物や言葉を介さずして味わうことが出来るのです。

体全体で味わい(感じ取り)ましょう。

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