サルスベリの花が咲き出しました。
いよいよ夏ですねぇ。
サルスベリの名前の由来は、猿も滑るような、つるつるしている樹皮(実際は滑らない)
からきているそうです。
…「猿も木から落ちる 」「弘法も筆の誤り」「 河童の川流れ」
ということわざがありますが、どれもこれもその道の達人でも誤りを起こすという
意味ですね。
間違いを起こさない人はいない、言い換えれば人は過ちを起こす生き物であると言えましょう。
ですから、あまり失敗しても「何故自分が…」と極端に落ち込む事は無いということですね。
ですが全くの反省無しも、ミスが永遠に無くなることはありませんからよくありませんね。
…「悪いことを知って悪いことをすること」と「悪いと知らずに悪い行いをすること」は
どちらがより悪いか?
非常に多くの方が前者を指すと思われますが、仏教では後者の法をより悪いと捉えるのです。
何故なら、前者は悪いと思ってないので、その悪い行いが止まる事は無いのです。
しかし、後者の方は悪いと思ってすることによって、どこか心の中に引っかかりができ
いつか止まる可能性が出るのです。
ですから、知らずに悪い行いをすることの方がより悪いと捉えられるのです。
仏教はわかり易い言葉でいうと反省であります。
忙しい毎日、中々自分と向き合う時間は取れないかもしれませんが
少しでも時間を取り、自分自身と向き合い、内省の時間を設けるのもいいかもしれませんね。
そうして、心の確認をすることにより、大事に至る事を防げて、かえって効率が
良くなるかもしれませんね。