住職の日記

狭いところでも…

狭いところでも…

芝生の中に穴があるのですが。

その中にカエルが。

狭いところで苦しそうですが、見た感じどうやら心地が良さそうです。

仏教には「壺中日月長(こちゅうにちげつながし)」という言葉があるのですが

仙人の壺の中で10日間過ごした男が、その壺から出てきたら10年もの歳月が流れていたという話があります。

つまり、狭いところでも、心の構え方次第で快適に暮らせるという事です。

「狭い狭い」と無いものを願って、心の不穏を招くよりも、狭いなら狭いなりの楽しみ方を

見つけることが大切なのです。

広ければ広いで、問題もあるのですし。

いずれにしても、すべての物事に善悪あるという智慧と、謙虚な心がなければ

快適に暮らすのは不可能ですね。

その智慧がなければ、例え広い場所に移動したとしても、今度は「広い!」と文句言っていますでしょう。

文句言う人は、どこでも文句言います。

色々と投資しても、その心構えがなければ(無明の状態)、貪り続け散財に終わるのです。

幸せな場所があるというより、幸せに生きれる人がいるという事です。

必要なのは心構えで、その心構えを得る投資コストはゼロですね?

つまり、すぐに実行しようと思えば出来るのです。

やるか、やらないかだけですね。

いちばん上に戻る