沈丁花の花が咲き出しました。
「自然界の線香」と言われるようにいい香りがします。
五感に訴えるものは我々を惑わすものでもありますが
反対に悟りに導くものでもあります。
「信は荘厳から」と申しますように
見た目もとても大事なのです。
全ての煩悩を否定する事は、同時に豊かさを
失わせます。
豊かさとは多様性であります。
我々は皆それぞれ仏であり、これと言う唯一の
正解はありません。
もちろん、無秩序と多様性は違いますが
煩悩を全てを否定する事は、希少な花の芽も
積むことになるのです。
生きとし生ける全ての衆生の命が輝く
そんな曼荼羅の様な世界が広がるといいですね。