住職の日記

決断は捨てることだが

決断は捨てることだが

白い山茶花が、この冷気でパリンと割れそうです。

冬はつらいですが、雑念がなく様々な物が美しく映えます。

今日は名古屋は日中最高で8度だそうです。

ていうことは、この辺りは10度くらいかな。

さて、何かを「決断する」ということは、同時に何か捨てることになります。

例えば車を買う際に、色々候補をあげますよね?

「あれもいい」「これもいい」とそれぞれの車を吟味し、どれか一台を選択するとします。

候補が3つある中で1つ選ぶということは、他の2つは残念ながら捨てるということになります。

これが決断ということです。

こう考えると決断って本当に大事なんですよね。

慎重になるのもわかります。

ですが、この決断がなければ前に進むことが出来ません。

いつまでも迷っていても、水の流れが停滞し淀むように心まで淀んできます。

決断は捨てるということですが、もちろんその分何かを得ているわけですから

後は自分の選んだ道を進めばいいのです。

自分が選択した後、あっちにしておけばよかったなどと過去にとらわれていれば、決断してないと一緒です。

決断も大切ですが、その後がもっと大切です。

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