住職の日記

決めつけると狭める

決めつけると狭める

こんにちは。

雨上がりましたね。

雨をしっかりと吸収して、大きく成長しましょう。

赤いハナミズキも綺麗です。

白もいいですが、赤も鮮やかです。

さて、「○○だから駄目だ」「○○だから無理だ」などと、常識とされている物に照らし合わせて、物事を決めつけると多くの可能性を狭めることになります。

特に、組織の中心人物がそうであれば、その先は本当に暗い物となります。

逆に組織の中心人物が創造的な人であれば、大きく反映していきます。

常識では、「○○だから不可能だ」とされている物でも、こうした創造的な人が接すれば、その泥の中から清らかな種を見つけだし、花を咲かすことが出来ます。

それはどんな場所にでもです。

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仏様の様の慈眼をもって接すれば、自分の周りはこの曼荼羅の様に様々な尊格(花)に包まれるのです。

「あそこは○○だからダメ」「あそこは○○だから無理」と創造的でない人はそのような欠点を見つけ出します。

しかし、いい所に目を付けてそれを伸ばそうとすると、大きな花は咲きます。

あのバスケで有名な「能代工業」も、最初は背が低く背の高い都会的なチームに苦戦していたのです。

しかし、背が低いという事は、背の大きい選手に比べ俊敏に動けるのです。

そこで、その選手達の特徴を活かし、コート上を走り回る能代伝統の走るバスケが出来上がったのです。

でもここで、「背が低いから何やっても無理」と指導者が決めつけたら、こんな大きな花は生まれなかったでしょう。

仏の光をもっても、背が低い人を大きくすることは出来ません。

ですが、その仏の光によって、自分の持っている清らかな種を見つけることが出来るのです。

ちょっと昔お金さえあれば幸福になり、それがなければ負け組だ。というような社会風潮でした。

しかし、ネットやソーシャルネットが普及し、様々な情報を手にすることができて、本当の幸せは人それぞれ違う事に気付き出しました。

つまり、真実の光に照らされたのです。

それに気付いたら後はその種を育て、大きな花を咲かすだけです。

まだ見ぬ花や世界はまだまだありそうですね。

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