住職の日記

永遠の命

本日は知多四国の先亡先師、先達慰霊法要と知多四国公認先達補任・昇任式を

執り行い今年も、新たにたくさんの先達様が誕生されました。

…こうして慰霊法要を行い、それと同時に新しい先達さんが生まれるという

様子を見ると、改めて「感謝」という言葉が頭をよぎります。

人は亡くなると仏の世界へ還って行くといわれています。

では我々はどこから生まれてくるのか?と言うと同じくその仏の世界です。

つまり、我々の命はくるくる循環しいていて、我々の命は無始無終なのです。

ですから、自分の命と言うのは仏からの預かり物で、その命のリレーをしている最中なのです。

水は川を流れて海に到達しますが蒸発し、また雨となり大地に降り注ぎ川へと戻っていき

永遠に循環していきます。

それと同じように、知多四国も住職や先達は無常の理に従い死んでいきますが

こうして、新たに新しい住職や先達が生まれて、今も脈々と知多四国という大きな命が

継続していくのです。

これが永遠の命と言うのでしょう。

ですから、こうして先亡先師先達の慰霊と、先達補任式を同時に行う意義は大変

深い事だと思うと同時に、今のこうした霊場が有るということはそうした方々のおかげであると

感謝の念が自然と湧いてきます。

こうして新しく誕生された先達様に於かれましては、先亡先達の意志を是非引き継いで

知多四国を盛り立ててくだされたばと思う次第であります。

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