住職の日記

正しく認識したかったら決断をすることです

正しく認識したかったら決断をすることです

先日知り合いの方から麩まんじゅうを頂きました。

とても美味しかったです。

この麩まんじゅうの良さは、もちっとした触感やあんこも確かにいいのですが

何といっても「塩気」です。

麩まんじゅうを口にした瞬間の絶妙な塩加減が、全てではないですが、相当重要だと私は思っています。

塩加減が薄いと、なんか甘ったるく感じますし、逆に塩気が強すぎるとビックリしてしまいます。

ほのかな塩加減が、あんこの甘さを最大限までに引き立たせ、人を最高に幸せな気持ちにさせるのです。

さて、今は物や情報が溢れるくらい存在して、本当に豊かな生活が出来ます。

ですが、過剰にそれらを得ても幸福を正しく感じられなくなるのです。

麩まんじゅうに例えると、塩気が足らない状態です。

あんこの甘ったるさが舌に残るあの状態のことです。

ではどうするか?

決断することです。

決断とは、捨てる事です。

何でも容量は存在しますから、その容量をはみ出したものを、どんどん落としていくことです。

つまり、この決断は麩まんじゅうの塩気であります。

もちろん、塩を効かせすぎは良くありません。

程よい決断をすることが重要です。

情報も物もあふれることにより、動きが停滞していきます。

動きが停滞するという事は、カロリーが燃焼されてない状態です。

ですので、それらは脂肪になるのです。

これが、心の病につながっていくのです。

何度も申していますが、今は豊かな時代なのです。

ですが、正しく豊かさ(甘味)を認識したかったら、程よい決断をすることです。

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