住職の日記

欲がむき出しのものには近づきたくない 欲望は上手に浄化してください

こんばんは。

今日は天気が悪かったですね。

天気が悪いと気分が沈むものですが、境内の新緑が雨で濡れみずみずしくて美しく見えます。

雨もまたいいもんだなぁ。

さて、みなさんも経験があると思いますが、お店行ってすごい売り込みされたことありませんか?

「春の新作ですよー」って言って押し売り見たいな感じで寄ってくる。

服を売りたいという欲がむき出しになって落ち着いて服を見ていられない。

売れるものも売れなくなるんでは?と思えてしまいます。

でも人間にとって欲というものは使い方によっては悪くはないのですよ。

例えば護摩。

護摩は護摩木というものを仏様の智慧の炎(智火)で燃やす真言宗の秘法であります。

護摩木は人の煩悩(欲)を表します。

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その護摩木を智火で燃やすことによって上手に人間の煩悩を浄化し素晴らしいエネルギーにするわけです。

そのまま欲を放出してしまっては人は近寄りません。

しかし、欲を上手に浄化し素晴らしいエネルギーにすることによって人は引き付けられると思います。

欲をそのまま放出すれば、「あの人は欲深い人」仏様の火で浄化したならば「あの人は夢のある人」になるのです。

上手に浄化してくださいね。

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境内の菩提樹が雨に濡れてきれいです。

もう少しで花が咲きます。

みなさんも欲望を上手に利用し夢のある人になりましょう。

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