住職の日記

欲がむき出しだと近づけない

こんばんは。

今日は寒かったですね。

この辺りは雪は降りませんでしたが、とても寒かったです。

さて、皆さん幸せになる為には何が必要だと思いますか。

お金、名誉、などなどパッと浮かぶ物としてはこんな感じでしょう。

「いつか大金持ちになって幸せになってやる!」「人生は金だ!」と言っている人。

そうなってもおそらく幸せになれないんではないかなぁと思います。

幸せになる為にはお金は必要だと思いますが、それだけが幸せな条件だと思い込んでいると他に大きな物を失っている可能性があります。

まずそういう人は人望がありません。

欲がむき出しの物には人は近寄りたくありません、すごい勢いで売り込んでくる服屋に行きたいと思いますか?

それと一緒です。

例えお金があっても、良い物が買えても、ご馳走が頂けても、それを分かち合う人がいないと感じる幸せは少ないです。

人と分かち合うからおいしいと認識でき、幸せが増幅していきます。

いくらお金があっても誰からも慕われないのは寂しい人生になります。

ですからお金が欲しくてもむき出しにしないで、その欲望を上手に利用して「正しい行い」に使ったらどうでしょう?

人間の欲は怖いものです。

でも人間は欲があるのは事実です。

だからと言ってそのまま放出してしまっては、誰も近寄りません。

しかし、その欲を正しい行いをして浄化することにより「あの人は素晴らしい人」「夢のある人」そんな素晴らしい人になれます。

欲望を肯定しているのではないのですが、そのどうしようもない物を無くす努力をするのではなく、いかに利用できるか考えましょう。

仏教のシンボルのハスの花も汚い泥から美しい花を咲かせます。

どうしようもない欲望をむき出しにするのでなく上手に利用し美しい花を咲かせましょう。

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猫が大日堂の前でたむろしてます。

朝はここが日当たりが良いのです。

でも困りますね。。。

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