住職の日記

栄養価の高い春野菜

栄養価の高い春野菜

春キャベツ、よく冷やして塩を付けて頂きます。

塩が、春キャベツの甘みをさらに引き立ててくれます。

新タマのカレー炒め。

新タマの甘みとカレー粉の風味が調和してとても美味しいです。

炒め過ぎないことがポイントです。

春は美味しいものがたくさんあります。

日本に生まれて良かったなぁ。

さて、こうした春野菜は秋や冬の時期に種を蒔かれた野菜です。

体がしびれるくらいの、寒さに晒されながらもその中で謙虚に

地中に根を張り巡らし、栄養分をためて生きてきたので

栄養分が高く、尚且つ体にいいそうです。

上の春キャベツには「抗酸化作用」があり、冬場に代謝が落ちた我々の体の

毒素を出してくれる効果があるのです。

こうした、冬などの時期に生きる事は、作物にとっては不遇とも言えますが

そうした苦難の時代を生きるからこそ、免疫が出来、栄養価の高い作物になるのです。

それは、我々人間にも言えるかもしれません。

不遇とも言える環境を、もちろん謙虚にですが生き抜くことにより

その人に備わっている生命力、そして御仏に授かった特性が、春野菜の如く地中からムキッと

芽生えるのです。

そうした目覚めた人は、当然価値は高いですね。

春は目覚めの季節でもあります。

そう思うと、不遇の時間とは見方を変えれば、物凄く大切な時間で

悪いからと腐らず、謙虚に方便に徹していれば、福に転ずることが出来るのです。

従って、善いとか悪いとか囚われず、日々精進することが大切なのですね。

栄養価の高い、そして美味しい春野菜を見て思ったのはそんなことです。

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