住職の日記

先日東京に行ってきたのは、愛知の宗教青年会の研修の為です。

今回は神道様が靖国神社での参拝を企画してくださいました。

靖国神社の始まりは、明治時代の明治維新により引き起こされた戊辰戦争での

死者の御霊を慰めるために、明治天皇がこの地に「招魂社」を建立したのが始まりです。

ここには、明治維新、戊辰戦争や西南の役、日清戦争、日露戦争、満州事変、支那事変、第二次世界大戦

など、「靖国」の名のごとく、「国安かれ」と国を守るために尊い命を捧げられた

二百四十六万六千余柱もの神霊が祀られています。

我々は本殿にて公式参拝をして、今日の平和を感謝致しました。

その後神主様に遊就館を案内していただきました。

遊就館ではどうして日本が戦争に至ったのか説明を受け、歴史を学び

また、戦死された方々のお写真や特攻隊に行く方が書いた遺書を見ると

私よりも若い方々が国の為、家族の為に命を捧げられたかと思うと、胸が締め付けられる思いでした。

神主様の説明で、特攻隊は海外からするとよっぽど出来の悪い人か縛り付けられて飛ばされたのかと

思っていたらしく、その後の遺書を見ると「まるで哲学者の様な立派な人だ」とその日本人の

国への考え方が海外とは違うと、驚愕されたそうです。

もうすぐ靖国の桜の花が咲きます。

日本の平和の為に捧げた方々が一挙に集うのです。

美しくも悲しい靖国の桜。

このタイトルの通り、我々はたくさんの命の犠牲の上に立っていて、この平和は

その柱(命)によって支えられているのだと靖国へ行って感じました。

今年は終戦70周年の節目の年です。

この機会に改めて、今日の平和を授けてくださった英霊に感謝を伝えて下さい。

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