住職の日記

本屋の中にカフェ?

本屋の中にカフェ?

駐車場のミモザが黄色くなって来ました。

けばけばしくなく品のいい花です。

さて、先日本屋に言ったのですが従来の本屋とちょっと違っています。

本屋の横と言うか中にカフェがあり食事も取れます。

そして、隣にはレンタルビデオ屋があり、カメラの現像も出来て、文房具、事務用品も

置いてあります。

さらにその隣には、漫画喫茶もあり正に複合店です。

中にしばらくいると、皆さん立ち読みしまくりで、

立ち読みどころかご丁寧に椅子が用意されていて、皆さん座ってじっくりと読まれています。

隣のカフェでは、本屋で本を買った人らしき人がコーヒーとパンを食べながら

本をじっくりと読んで楽しんでおられました。

なんというか本当に、いい雰囲気でした。

本を気前よく読んでもらい、気に入ったら買ってもらい、カフェでコーヒーを飲みながら本を楽しむ。

合理的でなおかつ効率がいいですね。

本だけだと、どうしても品揃えとかなって価格競争となってしまいますが

アマゾンと違うのは、実際に本を手にとって見れることですね。

そこで、読んで「あっこれゆっくり読みたい」となったら購入しますよね。

読みたい本は、すぐに読みたいですからね。

となりにカフェがあれば、そこで隣の本屋で買った本をコーヒーを飲みながら優雅に楽しめます。

それで思ったのは来店している人は、目的の本があって来ている人は少ないんと思うのです。

つまり、「この本屋に来ること」が目的になっているのです。

「場」に価値があるのです。

やっぱりアマゾンで本を探すよりも、実際に手にとって探したほうがわかりやすいですし

またその時間も楽しいのです。

当然店内はお客さんが多いです。

この本屋は本を売る事ではなく、本を読む場を提供しているのですね。

ネットが浸透していくと、こうした個性的な本屋が生まれるんだなぁと感じました。

普通を脱却し「方便」や「場」を売りにした物は人から選ばれるんですね。

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