住職の日記

昔は腹一杯食べるのが夢だった

こんにちは。

今日はというより今日も暑いですね。

皆さんも水分補給忘れずにお体大切にしてください。

さて、先日戦後の間もない日本をかかれた映画を見ていたんですが、その映画に考えさせられたセリフがありました。

「警察では三食食わしてくれよ!!わしら腹一杯飯を食べたことないんじゃ!!」

このシーンは若い青年が闇市を襲って警察に取り押さえる際に若い青年が発した言葉です。

そうか、昔はご飯をお腹いっぱいに食べることが幸せだったんだぁと考えさせられました。

だけど今の時代お腹いっぱいに食べ物を食べることは、この日本においては簡単ですよね?

服も綺麗な服を安く買える、テレビもあるし、冷暖房もある。

しかし、物があるのが当たり前の世の中ですから、それらすべての物が備わっても幸せに感じられない。

その映画を見ていてもう一つ気付いたことがあります。

それはやたらと人が人によっているんですよね。

とにかく人が集まっている。

家族と家族じゃなくてもとりあえず人が集まっている。

今では考えられない光景ばかりでした。

家にある昔の写真を見ると確かに人がよっている。

物はなく貧しいですがみんな顔はイキイキとしてます。

これから、私たちはどんなに素晴らしいモノを得ても、どんなに美味しい料理を食べても、それだけでは幸せにならないでしょう。

物が豊かな日本で育った特に若い世代はモノだけでは幸せになれません。

もちろんモノは必要です。

しかしこれからは、忘れかけていた人の繋がり心の豊かさが見直され、幸せに感じていくのだと思いました。

百日紅が満開になってきました。

昔といってもそう昔ではない、本当に日本は変わったんですね。

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