住職の日記

施餓鬼は餓鬼の供養

こんばんは。

日が落ちるのが早くなりました。

今日は天気も悪いということもあり、扇風機もいらないくらいの涼しさになりました。

さて、本日は当山の施餓鬼法要でした。

よく施餓鬼は自分の先祖の誰かが餓鬼道に落ちているので、供養するのですよね?とか、お盆の時期に行うことが多いので先祖の総供養かなぁという認識で参加されている方が多いです。

しかし、施餓鬼は「餓鬼に施す」餓鬼の供養です。

餓鬼とはこの世から供養を受けることができない、無縁の仏様のことを言います。

その恵まれない仏様をこの世で健全に生きている私たちが供養するのが施餓鬼法要です。

その尊い供養を行っている皆様の姿を見てご先祖様が大変喜ばれ安心されご先祖様の供養にもなるのです。

ご先祖様が安心するということは、私たちも幸せに生活できるということです。

施餓鬼は恵まれない仏様もご先祖様もそして私たちも幸せになるのです。

どのお寺も当たり前のように行う施餓鬼法要は実は助け合いの精神を学ぶ心の教養の場でもあり、尊い法要なのです。

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施餓鬼を志す檀徒の集まりです。

こうして、意識を統一すると、法要の功徳が倍増します。

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