方便第一
菜の花の辛子和え。
これが、苦くてぴりっと美味しいのです。
さて、物事が停滞しているのなら、方便を行うことが有効です。
人は行動を起こす動機は大きく分けて、「対価」に対して行動する事と、
「行動」そのものを目的とする事があります。
前者は何かの為に行動する事で非常にわかりやすいですね。
後者はその行いをするために、行動に移すので、人によってはその行いの理解を得ない場合もあります。
しかし、こうしてネットや物が行き渡った今の時代それが極めて有効だと思うのです。
何故なら、もういい情報は誰でも手に入るし、物も選ばなければほとんどの物はネットで手に入れられます。
従って、行動そのものを目的とすることが、重要になるのです。
以前お話させて頂きました、本屋とカフェとレンタルビデオ屋などの複合店などは
本屋ではすべての本が立ち読みでき、ご丁寧にチェアまで置いてあるのです。
つまり、この本屋は「本を売ること」を第一の目的とするのではなく、「本を読んでもらう」という方便を
第一の目的としているのです。
例えば、「ヴィレッジヴァンガード」もそうですね。
あそこには「目的の品」があって来店している人より、そこの店に行ってから何かないか探す人がほとんどです。
私も学生時代よく行きましたが、いろんな商品が編集されて陳列されてたり
面白い文句の書いてあるPOPも本当に楽しいです。
フラフラ歩いて見ていると、1つか2つ無性に欲しくなるものが見つかるものです。
正に場に魅力があるのですね。
もう一つ例えるなら、このGoogleもそうですね。
Googleは検索してもらうことを第一の目標としています。
そこで、その人が検索しているワードを考慮し、広告の内容にそれを反映させるのです。(すごい…)
私の使っている、このChromebookに出会ったのも、このGoogleの広告でした。
以前から「パソコン何にしようかなぁ」とネットでよく検索してましたので
それが反映されたのでしょう。
従って、いい物があったりいい情報だけでは、非常に脚光を浴びることが難しい時代になったのです。
そこで、益々仏法の時代なのです。
仏に成る為には「方便究竟」が大事になります。
その行動そのものを目的とする境地です。
目的を何かを得るためでなく、その方便そのものを自他共に楽しむ覚悟が必要になるのです。
ビレヴァンにしても、Googleにしても、それぞれの第一の目標は「人を楽しませる」「快適に検索してもらう」
という方便第一です。
そのことを勘違いしてしまうと、良いとか悪いとかではなく、続かないでしょう。
もし、「売る」事や「得る」事を第一にしてしまうと、やってられません。
何かの為の行動は、それが得られない限り満たされませんから。
そして、「場」に魅力がなければ、ネットで買物したり、面白い動画を家で見る事で事足りてしまうのです。
従って、方便をいかに究竟と出来るかが、大切になるのです。
そこで、自分の好きなことを取り入れる事が大切になるのです。
好きな事は無意識に、何時間も行っていられますので、それを仕事に置き換えれると
すごい発展していくことでしょう。
もちろん、それがどれくらい人に理解されるか、調整はしなければなりませんが
それでも相当有利になるでしょう。
「好きなこと」「すべきこと」「できること」この3つを上手く組み合わせて楽しみましょう。