住職の日記

新興の町を作る際に宗教は必要か

こんばんは。

天気予報では名古屋は雨が降ると言われてましたので少し期待したのですがさっぱりでした。

地面がカラカラです。

さて、皆さんの御自宅の近くにお寺や神社など宗教施設はありますか?

お参りが日課になられている方もいると思いますが、地域においてこうした宗教施設は必要だなぁと思います。

しかし、今日本で新しく町を作る際にお寺や神社は全然作りませんよね。

まぁ今の時代当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、昔はこうした新興の町を作ったら神社とお寺をセットで作ったと言われてます。

例えばシンガポール。

シンガポールは外国から移民された方が多い国です。

国としては移民された方たちのために町を作ります、そうすると中国から移民された方が多い地域では中国のお寺が、インドから移民された方が多い町にはインドの寺院が作られるそうです。

しかし、日本は新しく町を作る際にお寺など作る予定は全くありません。

もちろんお寺がなくても生きていけますが、諸外国と比べても日本人は宗教とつながりが希薄になっていると思います。

家族そろって宗教行事をする場と言えばパッと思い浮かぶところで見てもお盆休みか正月休みぐらいでしょうか。
(それも希薄になったかも)

欧州や欧米は宗教がかなり人々の生活の中心にあります。

先進国の中でもこれだけ宗教と関わり合いが少ないのも珍しいかもしれません。

これだけ宗教というものだけが除外された町は逆に不自然にも映ります。

しかし、どこの国であろうと人は人です。

必ず宗教、つまり地域においての心のよりどころが必要となります。

それは、公園や娯楽施設ではなく宗教施設が必要なんだと思います。

そういった意味で言うと今日本は宗教への欲求が充満している気がしています。

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地蔵寺の周りの田んぼ。

大分穂が付き始めました。

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