住職の日記

忙しいからこそ一息付きましょう

なんか景色が寒くなってきました。

今年は暖冬という予報でしたが、しっかりと寒くなってきそうですね。

そういえば、もう12月です。

本当にこの時期は時間の過ぎ方がいつも以上に早いように思います。

日も短いですから尚更ですね。

「看々臘月尽 みよみよろうげつつくす」という禅語があります。

臘月は12月の事であり、この時期の時間の過ぎ去る早さを表しています。

しかし、これは我々の人生にも当てはまります。

自分の夢に向かって日々一生懸命過ごすのも、面倒くさいといやいや過ごすのも

同じ時間が過ぎています。

しかし、我々の命もいつかは尽きる時が来るのです。

その時、人生を振り返った際どちらが「楽しかったなぁ」と思えるでしょうか?

ですから、なるべく早くその事実に気づきたいですね。

もちろん、だからと言って焦る必要はありません。

自分が「やるべきこと」「できること」「したいこと」を

今一度見つめ直すことが大切なのではないでしょうか?

心を亡くすと書いて「忙しい」といいます。

師走の忙しい時期だからこそ、こうした禅語を思い出し、一息つき

事故怪我トラブルの大元である心を落ち着けましょう。

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